
- 鉄部の塗装するのに下塗りは必要?
長持ちさせるなら必須になります。
「鉄の塗装って、下塗りまでやらないとダメ?」
現場でも、お客さんからも、たまに聞かれる質問です。
結論から言うと、
ほとんどの場合、鉄部塗装に下塗りは“必要”です。
ただし、「なぜ必要なのか」を知らないまま塗ると、
手間だけ増えて意味がなくなることもあります。
鉄は“塗れば終わり”じゃない素材
鉄は正直な素材で、
・水
・空気
・湿気
このどれかがあるだけで、すぐ錆びようとします。
上塗り塗料は色を付けて見た目を整える役割がメイン。
錆を止める力は、ほぼ下塗りが担当しています。
下塗りなしで塗ると、
見た目はキレイでも、内側で錆が進行して
数年で「ポロポロ」「ブクブク」になりがちです。
下塗りの役割は主に3つ
鉄部の下塗り(錆止め)には、ちゃんと理由があります。
① 錆の進行を止める
これが一番の役目。
既にある錆を抑え、これ以上広がらないようにします。
② 上塗りの密着を良くする
下塗りがあることで、上塗り塗料がしっかり食いつきます。
これがないと、剥がれやすくなります。
③ 耐久性が全然変わる
同じ塗料・同じ色でも、
下塗りありとなしでは、持ちがまったく違います。
「下塗りしなくても大丈夫なケース」は?
正直に言うと、ほぼありません。
ただし例外としては、
・新品の鉄部
・工場塗装で防錆処理済み
・錆止め入り上塗りを使う場合
このあたりは、条件がかなり限定されます。
それでも現場では、
「念のため下塗りしておいた方が安心」
という判断になることがほとんどです。
下塗り以上に大事なこと
実は、下塗りそのものより大事なのが下地処理です。
・浮いた錆を落とす
・ケレン(研磨)をきちんとやる
・汚れ、油分を取る
これをサボると、
どんな高い錆止めを塗っても意味がありません。
よくある失敗が、
「下塗りはしてあるのに、数年で剥がれる」
→原因は、下地処理不足です。
鉄部塗装は“見えない工程”で差が出る
鉄部は、塗った直後より
5年後、10年後に差が出る場所です。
・下塗りを省く
・工程を減らす
・とりあえず色を付ける
これをやると、
後で必ずやり直しになります。
まとめ
鉄部の塗装に下塗りは、
✔ 錆を止めるため
✔ 剥がれを防ぐため
✔ 長持ちさせるため
基本的に必要な工程です。
「今キレイ」より、
「あと何年もつか」を考えるなら、
下塗りは省かない方が後悔しません。






