
- 外壁によって使う材料は違うの?
結論。違います。
外壁塗装は「どんな塗料を選ぶか」がすべてと思われがちですが、実は外壁の種類によって使う材料や工法は大きく変わります。
同じ塗料でも、外壁材によっては密着しにくかったり、早く剥がれてしまったりすることもあります。
素材に合った材料選びと下地処理が大切です。
1. サイディング(窯業系)
日本の住宅で最も多い外壁素材。
✔ 相性の良い材料
- 水性シリコン/フッ素/無機塗料
- 微弾性フィラー(下塗り)
- クリヤー塗料(築10年前後でチョーキングが出ていない場合)
✔ 注意点
- コーキングの打ち替え必須
- 劣化が進んだチョーキング面は密着しにくいため、下塗りが重要。
2. モルタル壁(リシン・吹付タイル・スタッコなど)
昔ながらの家に多く、ひび割れ(クラック)が出やすい素材。
✔ 相性の良い材料
- 微弾性フィラー(下塗り)
- 弾性塗料(ひび割れ追従)
✔ 注意点
- クラック補修を怠ると再発しやすい
- 塗料選びより「下地補修」が命
3. ALC(軽量気泡コンクリート)
ヘーベルなどが代表。吸い込みが大きいのが特徴。
✔ 相性の良い材料
- ALC専用の厚塗り下塗り材
- 高耐久シリコン/フッ素/無機塗料
✔ 注意点
- 吸い込みが激しいため、下塗りをケチると色ムラや早期劣化が起こる
- 目地のシーリングもしっかりチェック
4. 金属サイディング(ガルバリウムなど)
近年人気。サビの知識が必要。
✔ 相性の良い材料
- 錆止め(エポキシ系)下塗り
- 上塗りはシリコン以上が安心
✔ 注意点
- 素地調整と錆止めを怠ると剥がれや腐食の原因
- 既存塗膜によって下塗り材が変わることもある
5. 木部外壁(板張り・破風・軒天)
自然素材なので呼吸する。「塗る」より「維持する」イメージ。
✔ 相性の良い材料
- 浸透系木材保護塗料(キシラデコールなど)
- ※木部は基本「造膜タイプ」は不向き
✔ 注意点
- こまめなメンテナンス必須
- 吸い込みムラが出やすいため下地処理が難しい
「材料選び」は外壁を長持ちさせる最重要ポイント
結論として、
外壁によって使う材料はしっかりと変えるべき
です。
逆に言えば、
「どの家も同じ材料で塗れる」という業者は注意が必要。
素材ごとに必要な下塗り材、補修方法、塗料の相性が決まっており、そこを守ることで10年持つ家と5年しか持たない家が分かれます。
まとめ
- 外壁素材で使う材料は大きく変わる
- 下塗り材の選定は特に重要
- 素材に合わない塗料を使うと剥がれの原因
- しっかりした現場調査が良い塗装の第一歩
材料選びは慎重に行うといいかもしれませんね。






