【外壁を黒色に塗装したいんだけど、デメリットってある?Q&A形式

外壁を黒色にするとデメリットってある?

結論。あります。

最近では、スタイリッシュで高級感のある「黒い外壁」が人気を集めています。

モダンなデザインや落ち着いた雰囲気を演出できるため、新築や外壁塗装の際に黒を選ぶ方も増えています。

しかし、実は黒色の外壁には見た目の美しさと引き換えに、いくつかのデメリットも存在します。

今回は、黒い外壁の注意点や後悔しないためのポイントを解説します。

■ 黒い外壁の主なデメリット

① 熱を吸収しやすく、室内温度が上がりやすい

黒は光を吸収しやすい色のため、夏場は外壁の表面温度が60〜70℃近くまで上がることもあります。

特に南面や西面など日差しが強く当たる箇所では、室内温度上昇やエアコン代の増加につながることがあります。

遮熱塗料を併用することで、ある程度の温度上昇は防げます。

② 汚れ・ホコリ・白い跡が目立ちやすい

黒は非常に美しい反面、汚れやホコリ、雨だれの跡が目立ちやすい色です。

外壁の下地が白系の場合、経年劣化でチョーキング(白い粉が出る現象)が発生すると、色ムラが目立ちやすくなります。

定期的な洗浄や、汚れが付きにくい低汚染塗料を選ぶのがポイントです。

③ 劣化や色あせが分かりやすい

黒い外壁は日光による色あせが目立ちやすく、ツヤが落ちると一気に古びた印象になってしまうことがあります。

フッ素塗料や無機塗料など、耐候性の高い塗料を選ぶと長期間美観を保ちやすくなります。

④ 周囲の建物との調和が難しい

黒い外壁はデザイン性が強いため、周囲の住宅や街並みとのバランスが崩れてしまう場合があります。

近隣との調和を考慮し、付帯部(雨樋・破風板・玄関ドアなど)の色を上手く組み合わせると、全体が引き締まって見えます。

■ 黒い外壁を選ぶときのポイント

  1. 遮熱塗料・低汚染塗料を使う
     熱・汚れ・色あせ対策に有効です。
  2. ツヤあり仕上げで高級感を演出
     マット仕上げよりも、ツヤありの方が汚れが付きにくい傾向があります。
  3. 付帯部はアクセントカラーで軽さを出す
     真っ黒一色にせず、グレーやシルバーを組み合わせることでバランスが取れます。

■ まとめ

黒い外壁は、デザイン性と高級感を兼ね備えた人気カラーですが、

「熱・汚れ・色あせ」といったデメリットを理解して選ぶことが大切です。

適切な塗料選びやメンテナンスを行えば、長く美しい黒外壁を維持することも可能です。

外壁塗装でお悩みの方は、ぜひ専門業者にご相談ください。

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